調香師:Olivier Cresp, Sébastien Cresp, Firmenich
Eau de Toilette 2023年
ノート(強いと感じる順に):グリーン・フレッシュ・アース・シトラス
季節:春夏
時間帯:いつでも可
学校・職場:可
香りのもち:レプリカの割には長め(~4時間)
香りの印象
まさに、青。新鮮なトマトのヘタに産毛がたくさん生えていて、そこから香る、青い香り。
でも、青臭いのとは違います。
ドライダウン後、ふんわりとフローラルを感じます。白い大輪の花というよりは、その辺の名も知らぬ野生の花々からの、あっさりと乾いた感じのフローラル。
香りの変化は少なく、私の鼻には新鮮なトマトのヘタから香る、あの青い香りを終始強く感じました。
個人的評価
正直に言って全く期待していなかった今回のフロムザガーデンですが、意外と良かったかも、というのが素直な感想です。
あのトマトのヘタの香りを香水で表現するって、調香師は本当に芸術家だなぁと思い名前を見てみると、オリバー・クリスプ氏でした。さすがです。
リラックスの雰囲気で、居心地のいい香りだと思います。
グリーンとフローラルのハーモニーで『庭』を感じます。トマトの成る庭には、もちろん他の草木花々も咲いていることでしょう。
グリーン香水ですが、太陽を感じるような明るいイメージの香りでした。どちらかといえば、日常香水。とはいえ、毎日纏うというよりは、たまに変化球のような役割で活躍してくれそうです。オンよりオフのシーンで。
ドイツの香水掲示板でも、この香りはレプリカの割には結構高い評価を得ていましたよ。
余談:コンセプトでは、イタリアのプーリア州の田舎の庭で採れたトマトの雰囲気ですが、皆それぞれの夏のトマト、自分の記憶の中や想像の中の田舎の夏のもぎたてトマトをイメージできます。
私も、子どもの頃夏休みに田舎の祖父母の家に行き、畑でトマトを採った記憶などまったくありませんが、そんな想像を思わずしてしまうような、ファンタジー・ノスタルジー溢れる香りです。
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こんばんは!
流石kapibaraさん!!嗅覚が優れている!!
私これをお店で嗅いでトマトが入ってるて知らなくて店員さんに「これって青ネギの香りですよね!!」てドヤって大声で話した時の店員さんは「ヤベー奴が店に来た」って感じで目が泳いでました
店員さんにトマトって教えてもらってムエットを家まで持ってかえるまでずーっと嗅いでやっとトマトと納得するバカ鼻です。
きゃさりんさんこんばんは!
なるほど、あの『青い香り』を青ネギと捉えたということですね!
香りの感じ方や結び付け方は十人十色ですし、きゃさりんさんが青ネギと捉えたならそうなんです。
私はパッケージが目の前にあって、トマトの写真を見ていたので、たまたまそう捉えただけかもしれないですし…。
香りって改めて抽象的で受け取る側によって変わる、とても不思議で素敵なものですね。