Eau de Toilette 1994年

ノート(強いと感じる順に):フレッシュ・シトラス・アクアティック・ウッディ

季節:通年(特に夏向け)

時間帯:いつでも

学校・職場:可

香りのもち:~4時間

香りの印象

オープニングのシトラスノートは、凪という言葉が似合いそうな、落ち着いた柚子の香り。

どことなくスパイシーノートを感じるのは、ナツメグでした。柚子+ナツメグ、そこにさらに睡蓮が加わり、共鳴します。シトラススパイシーフローラルとでもいうのでしょうか…表現するのが難しい。

だんだんと隠れていたシナモンが表に出てきて、サンダルウッドやベチバーと合わさり、アロマティックなウッディでフィニッシュです。

全体的に、常にアクアティックノートがあります。

個人的評価

柚子はいろいろな香水に入っていますが、私個人的に柚子を一番ダイレクトに感じるのはこのイッセイミヤケのプールオムです。

柚子とナツメグと睡蓮のコンビが、とにかく美しい。石鹸とかとはまた違った清潔感に溢れています。

静寂とか、禅、凪という言葉を具現化したような香りで、ユニセックス香水と捉えて全然問題ないと思います。

個人的にはアクアティックノートが苦手なのですが、これはアクアティックノートがあまり邪魔をしません。

年齢は20代から、オン・オフどちらも、日中でも夜でも可。日常香水として活躍しそうなタイプの、飽きにくい香りだと思います。シトラスなのに、拡散力は結構あります。でもシャワーを浴びるときれいさっぱりと落ちてくれるのが良い。

実際ドイツの香水掲示板では、90年代に20代だった男性たちからの『あの時、いつもこの香水と一緒に過ごした…』というノスタルジーたっぷりの書き込みをいくつも見ました。

1994年からあるから旋律が古いと聞かれればそんなことは全くなく、本当に、本当に美しい香りで、時代を超えて愛される理由がよくわかる、素敵な香りです。

余談:私はこの香りを何となくスポーツジムに行く時に纏っているのですが、なぜだろう?と考えた時に、禅という言葉が引っかかりました。多分、無意識に『スポーツジムでは精神統一して集中したい』という気持ちから、この香りを選んでいたのかもしれません。

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Kapibara

ZARAはないけど香水屋はいっぱいある、ドイツの田舎町在住の香水オタク。万人受けより自分受け。気になった香水をレビューしていきます。

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