Yves Saint Laurent Black Opium Eau de Parfum Over Red 

Eau de Parfum Spray 2024年

調香師:Honorine Blanc, Marie Salamagne, Nathalie Lorson, Olivier Cresp

ノート(強いと感じる順に):スイート・グルマン・クリーミー・フルーティ・フローラル

季節:通年

時間帯:夕方以降

学校・職場:不向き

香りのもち:かなり長い

香りの印象

ザ・重バニラの夜用香水《Le Perfum》から引き継いだDNAに、チェリーのシロップのような甘さと紅茶のノートと南国の花ジャスミンを加えることで、少し爽やかな春夏香水に仕上がっています。

特に素敵だったのが、トップノートのチェリーシロップ。人工的ではなく、本物のチェリーのみずみずしい香りなんです。パフェの上のピンク色でほとんど味がしないようなチェリーではなく、摘みたてのチェリーをシロップに漬けたような、甘さと同時に生であるが故の酸味も感じられるような‥。

チェリーはオープニングに鮮烈な印象を残しつつも、早めにミドルノートと交代して消えていきますが、シロップ自体の甘さは最後まで残ります。

ドライダウン中にジャスミンと紅茶がだんだんと表に出てきて、ここはとてもすっきりとした甘さ。ドナ・ボーンインローマのミドルノートと少し似ている。

ドライダウン後は、バニラコーヒーパチュリの、あのブラックオピウムの核となる香りに落ち着きます。

個人的評価

爽やかに仕上がってはいるけど、全体的にかなり甘い。というのが、数回纏ってみた感想でした。

香りの素材はとても爽やかで春夏らしいのだけど、シロップの甘さが最初から最後まで支配している。甘いという点では《Le Perfum》よりも、オリジナルのブラックオピウムの方が近いかもしれないです。

拡散力・持続力ともにかなりいいです。

私は《Le Perfum》の、コーヒーと青ミカンの苦みがある方が落ち着くなぁ。

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Kapibara

ZARAはないけど香水屋はいっぱいある、ドイツの田舎町在住の香水オタク。万人受けより自分受け。気になった香水をレビューしていきます。

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