Eau de Toilette Spray 2013年

調香師:Jacques Huclier

ノート(強いと感じる順に):フレッシュ・スパイシー

季節:春秋冬

時間帯:いつでも

学校・職場:可

香りのもち:普通(~5時間)

香りの印象

オープニングは、いたって無難なフレッシュスパイシーノート。パクチーとラベンダーのコンビネーションによるものです。

だんだんとジンジャーのような、しかも酢漬けのガリのような、酸味と甘みが同時に存在するスパイシーさが顔を出します。

ドライダウン後、うっすらとレザーの乾いたビターノートを感じますが、かなり控えめ。

パチョリとサンダルウッドのスモーキーな典型的フィニッシュです。

個人的評価

「特徴がない、無難なメンズ香水を作ってください。」

こんな問題に応えるならこれ!という作品でした。

安物のデオドランド、またはドイツのティーネイジャー、しかも16歳くらいの子が使ってそうなプチプラ香水にありそうな香り。

ミドルに感じた酸味がまた奇妙だったんです。肌の上では「いなり寿司」に感じましたが、ティッシュペーパーの上では「ガリ」に近いように感じました。

グッチのギルティブラックプールオム、黒と緑のかっこいいパッケージとは裏腹に、退屈な香りでした。

でも不思議なことに、この香水は2013年から販売されているロングセラー。ということは、売れている香水だということですよね。

余談:男性用香水は、私の好みと一般的な売れ行きランキングが合わないことがしばしば。

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Kapibara

ZARAはないけど香水屋はいっぱいある、ドイツの田舎町在住の香水オタク。万人受けより自分受け。気になった香水をレビューしていきます。

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4件のコメント

  1. こんにちは!
    実際嗅いてもいないのにお稲荷さんやらガリやらなんとなく香りが漂って来る感じで表現力は流石としか言えません!
    案外つまらないモブのほうが香水を極めてない方にはウケがいいのかもですね。レディースだとミスディオールブルーミングブーケとか綺麗ではあるけど特徴ない香りがウケてるのと同じかなと思いました。

    また大風邪ひいて嗅覚がゼロになってしまって香水が楽しめないのが辛い。Kapibaraさんもまだまだ寒いので風邪ひかないようにご自愛くださいね。

    1. きゃさりんさんこんにちは!
      ミスディオールのブルーミングブーケ!まったくそのとおりです!!
      さすが、いつも理解してくださってる…。
      実は私も先週インフルエンザかコロナにかかり、まだ完全に嗅覚が戻ってないんです(泣)
      今まではストックで書き溜めてた記事をアップしてたのですが、それも尽きてしまったので明日の更新はお休みします。
      きゃさりんさんもお体ご自愛下さい。お互い早く嗅覚復活させたいですね!

  2. えー、Kapibaraさんもお鼻やっちゃいましたか。。。香りに敏感なKapibaraさんの嗅覚がワヤ(名古屋弁でダメの意)だとさぞかし辛いだろうに。
    前にコロナで嗅覚がワヤになったときに復活させた方法ですがカレー粉、お茶、コーヒー、レモン等の香りの強い物を交互に嗅いでいくと治りが早かった気がします。知ってたらごめんなさい。
    体調大変な時に私の心配してくれてありがとうございます。お互い早く良くなりましょうね!

    1. 嗅覚回復のヒントをありがとうございます!
      最初は「まあそのうち治るだろう」と何もしなかったのですが、だんだん治りが遅いような気がして焦って色々と強い香りのものを嗅いでみました。
      やっぱり意識的に嗅覚使わないといけないみたいですね。
      だんだんと回復してきたなぁと思いきや、ドイツは急に暖かくなり、まさかの花粉症が…!泣

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