Eau de Parfum Spray 2022年

調香師:François Demachy

ノート(強いと感じる順に):フローラル・フレッシュ

季節:春~秋

時間帯:いつでも

学校・職場:可

香りのもち:普通(~5時間)

香りの印象

オープニングでは、石鹼のようなピュアホワイトフローラルの美しい香りがぶわっと立ちます。

ジャスミンサンバックとマグノリアの花畑です。透き通っていて、美しい、純度の高い香り。

ネロリは感じませんでした。

個人的評価

清潔感、優雅、繊細、ピュア、花嫁…そんなイメージが頭に浮かびます。いやらしい感じとか、自己アピールとかが全くない。願わくば自分からいつもこんな香りがしていたいものです。

日常香水にピッタリな、頭が痛くならない香り。

これこそ全年齢対象で、全人類ウケではないでしょうか。

そういえば以前、YSLのブラックオピウム・レパルファンを試しに香水屋を訪れた時、店員のお姉さんに『そんなんじゃなくて私は絶対こっちがオススメ!』と、かなり前のめりに推されたのがこの香りだったなぁ。(笑)彼女は寝香水として使っているとのことでした。

香りを体験してみて、彼女の言うこともわかるかなあと思いました。ブラックオピウムがテンションをぶち上げるための、たまに使う飛び道具だとすれば、こっちは毎日纏って自分の空気の一部にすらできそうな香り。

アルコール不使用とのことで、持続力と拡散力はそこまで強くありませんが、香りがとにかく透き通っていて美しい。これも日本ではポジティブに捉えることができますね。

ジャドールローと方向性が少し似ているように感じました。どっちも美しい花のエッセンスの香り。違いを言うならば、もしあちらが夜向きだったらこちらは昼向きといったとこでしょうか。

香水が好きな方も、苦手な人も、アルコールが全くダメな人も、みんなに試してほしいです。

余談:たった今、少しボーっとしていたのか、この香りを吹きかけた手首から香りが漂ってきて、『あれ、私シャワー浴びたんだっけ…』と思ってしまいました。浴びてないっつの。仕事から帰ってきて頭がよっぽど疲れているんですね…。でも私の言いたいことは伝わったでしょうか。

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Kapibara

ZARAはないけど香水屋はいっぱいある、ドイツの田舎町在住の香水オタク。万人受けより自分受け。気になった香水をレビューしていきます。

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